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http://www.sankei.co.jp/news/030718/0718kok164.htm
BBC報道の「情報源」自殺 英のイラク報告書疑惑
イラクの大量破壊兵器に関する報告書作成に当たり、英政府が情報を操作したとの疑惑を告発した英BBC報道の情報源と指摘された大量破壊兵器の専門家デービッド・ケリー博士(59)が17日、自宅から散歩に出たまま消息を絶ち、18日朝、遺体で見つかった。自殺とみられる。
英政府は、BBCの特ダネ報道の正確さを徹底的に批判することで疑惑追及の矛先をそらす戦術を展開し、ケリー氏は15日の下院外交委員会で質問攻めに遭った。同氏が「いけにえにされた」(下院議員)との批判が出ており、情報操作疑惑に揺れるブレア政権に一層の打撃となるのは必至だ。
BBCは5月、英首相府がイラク戦争を正当化するため、情報機関に圧力をかけて報告書を「人目を引くような」内容に変えさせたと伝えた。
政府はBBC報道を「誤報」と否定。国防省の軍縮担当部署に勤務するケリー氏が「BBC記者の情報源とみられるが、情報操作の有無など知る立場にない人物だ」と、政府自ら「情報源」を明かす異例の対応に出た。
ケリー氏は、疑惑を調査する下院外交委員会に呼ばれ「取材に応じたが、話した内容は報道と異なっており、私が情報源とは思わない」などと答えた。BBC側は情報源の特定を拒否している。
国防省は「ケリー氏は、自ら国防省に取材を受けたことを名乗り出た」と発表したが、政府内部の“犯人捜し”の結果との見方も根強い。外交委所属の保守党議員は「ケリー氏が政府に利用されたのは明らか。自殺はブレア政権の情報操作体質に疑問を投げ掛けた」と批判した。(共同)