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イラク戦争の正当性を強調 米英両首脳が会談
ブレア英首相は17日、米国を訪問し、ブッシュ大統領とイラク復興やテロ対策、中東問題などについて会談した。イラク戦争の大義とされた大量破壊兵器(WMD)開発の脅威をめぐる情報について、ブレア氏は共同記者会見で「真正な情報と信じている」と主張。ブッシュ氏も「説得力のある論拠を持っていた」と述べ、イラク戦争の正当性を主張した。
旧フセイン政権によるニジェールからのウラン購入計画に関する英情報機関の情報について信憑(しんぴょう)性が揺らいでいるが、ブレア氏は改めて情報の正しさを主張。記者会見の前に行った米議会での演説では、「非人道的な虐殺と苦難を引き起こした(旧フセイン政権の)脅威を打ち崩した以上、歴史は許してくれると確信している」と述べた。
ブッシュ氏はイラクのWMD疑惑について「生物・化学兵器を製造、保有し、核開発計画を再構築しようとしていた」と述べ、フセイン元大統領が核開発再開を目指していたとの見方を強調。問題の情報の信憑性には触れなかった。その上で、「フセイン政権は増大しつつある脅威だった」と述べ、武力行使の正当性を強調した。
イラク情勢についてブッシュ氏は「米英とその他の軍は、崩壊した政権や過激派らの残党との戦いに直面している」と述べたうえで、「米英軍は殺人者らを捜し出し、法の裁きを受けさせる」と述べた。ブレア氏は「国際社会全体がイラクの脅威を認めた安保理決議1441を忘れるべきではない」と述べ、国連と協調する必要性に言及した。
米国は、各国にイラクへの平和維持部隊派遣を求めるための新たな国連安保理決議を求める方針を示しており、国連との協力を求める英側に歩み寄る姿勢を見せている。
中東和平問題では、ブッシュ氏が「自由なイラクを達成すれば、中東全域の模範となる」と述べ、イラクの民主化を機にパレスチナを含む中東全域に民主化を進める方針を強調。ブレア氏も和平に向けて米国と協力する姿勢を明確にした。
また、テロ容疑で米側に拘束され、キューバのグアンタナモ基地に収容されている英国籍の容疑者2人の取り扱いでは、身柄を引き渡して英国の司法で裁くことを認めるかどうかについて、会見後の首脳会談で議題として取り上げることを確認した。
(07/18 11:45)
http://www.asahi.com/international/update/0718/004.html