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【ブリュッセル福原直樹】世界各地のテロなどに対応するために、北大西洋条約機構(NATO)が計画している「即応部隊」(NRF)の概要が17日、わかった。同部隊は、予定を1年早めて今秋に発足。当初は5000人規模となるの見込みで、有事の際、5日以内をメドに世界各地に派遣する。NATOは8月からアフガニスタンで平和維持活動を行うほか、今後も域外での展開を積極的に推進する計画で、同軍は、その先兵的な役割を果たすことになりそうだ。
同部隊は04年秋を目標に配備される予定だったが、NATO幹部によると、米に比肩する即応能力の構築を急ぐ欧州各国の意向で、今年10月半ばにも第1陣が発足。欧州各国を中心に、生物・化学兵器への対応部隊や特殊部隊など、各国陸海空軍の精鋭を集め、半年間の訓練後、域外への緊急派遣に向け即応体制を取る。任務は半年〜1年。各国が分担を持ち回りし、最終的に06年には、2万人規模にまで増強したい意向だ。
同部隊の創設は、昨年のNATO首脳会議(プラハ)で政治的な合意がなされており、仏をはじめ加盟各国は15日までに、具体的な参加計画などを明らかにした模様だ。
NATOはボスニア・ヘルツェゴビナや、コソボ自治州(セルビア・モンテネグロ)などで平和維持活動を行う一方、8月11日からは、アフガニスタンの首都カブールで5000人規模で展開。将来的にカブール以外での展開の可能性もあるという。
[毎日新聞7月17日] ( 2003-07-17-20:26 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030718k0000m030115000c.html