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http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030717k0000e030030000c.html
イラク:
「ゲリラ戦」展開の認識示す 米中東軍司令官
【ワシントン中島哲夫】アビザイド米中東軍司令官は16日、イラク駐留米軍を旧フセイン政権の残存勢力などが攻撃し続けている状況について、地域ごとに組織化された「古典的なゲリラ型の作戦」であると明言し、「ゲリラ戦」が展開されているとの認識を示した。米国防総省での記者会見で述べた。
ラムズフェルド米国防長官は6月末の時点で、米軍への襲撃は散発的であり組織化されていないと指摘し、「ゲリラ戦」という表現を用いるのを拒んでいた。事態が深刻であることを米軍が自ら認めたものであり、アビザイド司令官はこれに合わせた戦術転換が必要だとの判断を示した。
イラクではブッシュ米大統領が大規模戦闘の終結を宣言した5月1日の後も武装集団が米軍を襲撃し、連日のように死傷者が発生。ロイター通信によると、開戦以来の米兵の戦死は16日までに、91年の湾岸戦争と同じ147人に達した。
また、占領体制に協力するイラク人への襲撃も拡大し、16日には、実害はなかったものの米軍の輸送機に地対空ミサイルが発射される事件も起きている。
アビザイド司令官はこうした状況について、米軍が対処できないほどではないものの、次第に作戦が本格化しており、ゲリラ戦術と表現するのが適切だと述べた。
また、ゲリラ戦を展開しているのは、かつてのバース党員や治安機関、共和国防衛隊の関係者らイラク人だけでなく、ウサマ・ビンラディン氏の組織「アルカイダ」とも関係があると見られるテロ組織の要員など、外国人も含まれると明らかにした。
司令官はさらに、現在イラクに展開している15万人近い米軍について、撤収や交代を含め出来るだけ帰国を急がせるものの、一部の部隊については駐留が1年にわたるかもしれないと指摘した。ベトナム戦争以来、ほとんどなかった事態だとAP通信は報じている。
[毎日新聞7月17日] ( 2003-07-17-11:12 )
【ワシントン中島哲夫】アビザイド米中東軍司令官は16日、イラク駐留米軍を旧フセイン政権の残存勢力などが攻撃し続けている状況について、地域ごとに組織化された「古典的なゲリラ型の作戦」であると明言し、「ゲリラ戦」が展開されているとの認識を示した。米国防総省での記者会見で述べた。
ラムズフェルド米国防長官は6月末の時点で、米軍への襲撃は散発的であり組織化されていないと指摘し、「ゲリラ戦」という表現を用いるのを拒んでいた。事態が深刻であることを米軍が自ら認めたものであり、アビザイド司令官はこれに合わせた戦術転換が必要だとの判断を示した。
イラクではブッシュ米大統領が大規模戦闘の終結を宣言した5月1日の後も武装集団が米軍を襲撃し、連日のように死傷者が発生。ロイター通信によると、開戦以来の米兵の戦死は16日までに、91年の湾岸戦争と同じ147人に達した。
また、占領体制に協力するイラク人への襲撃も拡大し、16日には、実害はなかったものの米軍の輸送機に地対空ミサイルが発射される事件も起きている。
アビザイド司令官はこうした状況について、米軍が対処できないほどではないものの、次第に作戦が本格化しており、ゲリラ戦術と表現するのが適切だと述べた。
また、ゲリラ戦を展開しているのは、かつてのバース党員や治安機関、共和国防衛隊の関係者らイラク人だけでなく、ウサマ・ビンラディン氏の組織「アルカイダ」とも関係があると見られるテロ組織の要員など、外国人も含まれると明らかにした。
司令官はさらに、現在イラクに展開している15万人近い米軍について、撤収や交代を含め出来るだけ帰国を急がせるものの、一部の部隊については駐留が1年にわたるかもしれないと指摘した。ベトナム戦争以来、ほとんどなかった事態だとAP通信は報じている。
[毎日新聞7月17日] ( 2003-07-17-11:12 )