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【ワシントン河野俊史】マクレラン米大統領報道官は2日、イラク派兵の条件として一部の国から要望の出ている多国籍軍派遣などを盛り込んだ新たな国連安保理決議について「現在の安保理決議1483(対イラク制裁解除決議)で十分だ」と語り、追加決議を得る必要がないとの考えを示した。テキサス州に向かう大統領専用機の中で同行記者団に述べた。
同報道官は「(5月22日に採択された)安保理決議1483は、各国がイラクの復興と安定化に参加するにあたっての十分な権限を付与している。現に多くの国々が、この決議のもとにすでに参加している」と指摘。「何らかの追加的な権限付与が必要だと懸念している国々とは、予備的な話し合いをしている」としながらも、「決議1483で十分だと信じている」と繰り返した。
米政府はイラクの復興と治安維持のために各国の派兵を求めている。派兵を促進するために一時は米政府内でも国連新決議を得ることが検討されたが、フセイン元大統領の2人の息子の発見・殺害(7月22日)で米軍の士気が上向いて以降は新決議に消極的な姿勢を示していた。
国連筋によると、安保理15カ国のうち半数前後が新決議が必要との意向を示していた。イラク派兵をめぐっては開戦に反対したロシアが国連新決議の採択を前提に部隊を派遣する可能性を示唆。フランスも、派兵には新決議の採択が必要との立場を強調していた。
[毎日新聞8月3日] ( 2003-08-03-20:46 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030804k0000m030055000c.html