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イランのザンガネ石油相は2日、同国のアザデガン油田開発について、日本の官民連合との交渉を「優先的に続ける」と述べ、日本との契約締結に期待感を示した。石油輸出国機構(OPEC)の会議のため訪問中のウィーンで国営イラン通信に語った。
同油田の開発をめぐっては、イランの核兵器開発疑惑を懸念する米政府が、日本に対し契約締結の先送りを要求。日本側は「日本のエネルギー政策上、重要だ」として折り合いがついていない。
推定埋蔵量が260億バレルと、中東でも最大級の同油田は、00年にハタミ大統領が訪日した際、日本が優先交渉権を得た。今年6月末で日本の優先交渉権が切れ、イラン側は「関心を持つ複数の国と交渉する」としたものの、日本を排除はしないとしていた。
(08/03 21:02)
http://www.asahi.com/international/update/0803/004.html