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【大相撲名古屋場所 8日目(13日、愛知県体育館、観衆=8500)】前代未聞、遺恨のモンゴル勢が風呂場で大げんか−。8日目の取組後の風呂場で横綱朝青龍(22)と平幕旭鷲山(30)が、言い争い、一触即発の騒動を巻き起こした。2人の体がぶつかり合って口論となったもので、大関魁皇(30)が割って入って止めたものの、大相撲400年の歴史上でも前代未聞の大げんか。今場所5日目の「反則」の一番で、一層激しさを増した“モンゴル内戦”の戦火は、もはや修復不能だ。
くすぶり続けていた火種が、一気に熱い炎を上げた。朝青龍VS旭鷲山の“モンゴル内戦”。舞台は土俵上ではない。取組後の風呂場で前代未聞の場外乱闘が繰り広げられた。
結びの一番で平幕高見盛に不覚を喫し、金星配給という屈辱を味わった朝青龍。風呂場に入ろうとすると、出入口に腰にタオルを巻いた旭鷲山がいた。因縁の2人の間に、漂う気まずい雰囲気。無言ですれ違ったが、その瞬間に思いがけない出来事が起こった。
「(風呂場を)出るときに、ヒジがぶつかったんだ」。支度部屋に戻った旭鷲山は、不機嫌な表情でまくし立てた。いくら平幕力士に不覚を喫したとはいえ、母国の先輩に対してあまりにも無礼な態度。夏場所から積もり積もった朝青龍への怒りが、爆発した。
「こんなことをしていいと思っているのか、この野郎! って言ったんだ」(旭鷲山)
広くない風呂場に、旭鷲山の怒号が響き渡る。激しい口論となりかけ、一触即発の雰囲気になった。しかし、偶然、その場に居合わせた魁皇が2人の間に入った。相撲界ナンバーワンの怪力大関が仲裁に入ったことで、2人はとりあえず離れたものの、本場所取組後の風呂場で“大げんか”。それも最高位の横綱の言動が発端。400年に及ぶ長い相撲の歴史でも、前代未聞の不祥事だ。
同じモンゴル出身の2人。朝青龍が旭鷲山に対して、さがりをぶつけた夏場所9日目の因縁の一番から、両者の関係は最悪の状態に陥っている。今場所5日目には、旭鷲山のマゲをつかみ、横綱として前例のない反則負け。さらに、帰りの駐車場で朝青龍が、旭鷲山の車のドアミラーにひじ打ち。これは高砂親方(元大関朝潮)が事実上、朝青龍の全面的な非を認め、自動車の所有者に謝罪、弁償をしたことで解決したが、2人の関係はもはや修復不可能なところまできている。
朝青龍を巡る一連の騒動がようやく沈静化したと思ったばかりのこの日、過去最大の“遺恨”発生。角界を揺るがす“モンゴルの内戦”が、再び火ぶたを切って落とされた。
[サンケイスポーツ 7月14日]
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貴乃花引退以来、最近看板の無くなった相撲人気を盛り上げるにはいい種ではないでしょか。しかし「喧嘩」は土俵上で相撲ルールに従って行ってくださいね。