現在地 HOME > 掲示板 > 戦争36 > 839.html ★阿修羅♪ |
|
劣化ウラン:イラク人医師と患者来日 イラクの現状訴え
イラクの現状を訴えるため、劣化ウラン弾の影響で発症したとみられるイラク人のがん患者2人と医師2人が今月29日、来日する。医師2人は2週間の滞在。広島・長崎の平和記念式典などに参加し、被爆者らと核兵器廃絶を訴えるとともに被ばく医療を学ぶことを計画している。患者2人は初来日で、約1〜2カ月の専門治療を受ける予定。
NGO「アラブイスラーム文化協会」のジャミーラ高橋千代代表(63)らが今年5月に結成した「イラク支援市民ネットワーク」が招く。イラク南部の都市・バスラでがん患者の治療にあたるジャワッド・アリ医師は昨年に続き2度目の来日で、産科・小児科が専門のジナン・ガリブ医師は初来日となる。患者2人は、91年の湾岸戦争で米軍が使用した劣化ウラン弾の影響とみられるリンパ腫などで闘病中の17歳と21歳の男性。
患者2人は、愛知県内の病院に入院し、治療経過も記録する予定。高橋代表は「どんな治療をすればいいか、今後の参考となるようにしたい」と話している。
広島での受け入れを担当する森滝春子・「核兵器廃絶をめざすヒロシマの会」共同代表(64)は、今月5日までバグダッドを訪問。イラクの医師の間では「被爆地・広島の経験に学びたい」との思いが強いといい、「劣化ウラン弾の影響と闘う医師らとのきずなを強め、国際的な劣化ウラン弾禁止キャンペーンを展開する第一歩としたい」と話している。【小山内恵美子】
[毎日新聞7月12日] ( 2003-07-12-03:00 )
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20030712k0000m040197000c.html