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対イラク債権、04年末まで猶予 日本最大の41億ドル
日米や欧州など債権国19カ国でつくる主要債権国会議(パリ・クラブ)は10日(日本時間11日未明)、各国のイラク向け公的債権は元利合計(遅延損害金を除く)で総額約210億ドル、と発表した。日本は約41億ドルで最大の債権国となることが確定した。また返済を04年末まで実質的に猶予することで合意した。
財務省によると、パリ・クラブ向けに提出した日本の債権額は、国際協力銀行の債権が4億8200万ドル、貿易保険が36億2700万ドルで合計41億900万ドル(4904億円)。
最大の債権国と言われていたロシアは軍事債権が多く、パリ・クラブ参加時の合意にもとづき65%減額したため34億5000万ドル。このため日本が最大の債権国になった。以下、フランス(29.9億ドル)、ドイツ(24億ドル)が続く。今回は各国の遅延損害金額が確定できず、この数字を除くベースが公表された。
日本の債権は、遅延損害金を加えると総額70億2700万ドル(8389億円)となる。
パリ・クラブは同日発表した声明で、「イラクが04年末より前に債権国に対して支払いを再開することは期待しない、との認識を共有している」と明記した。政府間で正式に取り決める合意ではないが、債権国間で事実上返済猶予を認める方針を確認したものだ。今後、イラクの新政権樹立や復興の進み具合、石油収入の動向などを見極め、正式の対応を検討する。 (07/12 00:40)
http://www.asahi.com/international/update/0712/001.html