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2003.07.11
Web posted at: 13:56 JST
- AP
イスラマバード(AP) アフガニスタン戦争で米軍に拘束され、キューバのグアンタナモ米海軍基地に10カ月間収容されていたパキスタン人男性が、不当な拘束により精神的苦痛や経済的損失を被ったとして、米政府に1040万ドル(約12億円)の支払いを求めている。米側が応じない場合は、米国やパキスタン国内での訴訟も辞さないとの構えだ。
この男性は、モハメド・サンギールさん。弁護士を通して9日、米大使館に送られた文書によると、拘束中の苦痛に対して1000万ドル、家業の製材所の損失などに対して40万ドルの支払いを請求している。
文書によれば、アフガン戦争が始まった01年秋、サンギールさんはイスラム教の布教活動のためアフガン北部を訪れていた。タリバン兵らと共に米軍に拘束され、南部カンダハルの収容所を経てグアンタナモ基地へ移送された。アフガン国内では食べ物を与えられずに満員の施設に入れられたり、睡眠や祈りを禁止され、頭髪をそられたりした。グアンダナモでは約1.8メートル四方の狭い部屋に閉じ込められ、イスラム教で禁じられているアルコールを知らずに飲まされることもあった。また、国際テロ組織アルカイダなどについて、執拗(しつよう)な尋問を受けたという。
サンギールさんは昨年11月、「無罪だ」と告げられて解放された。パキスタンで飛行機を降りる際、米軍当局者が2000ドルの補償金支払いを約束したが、実際には100ドルしか受け取っていないという。サンギールさんは文書の中で、米政府に4週間以内に回答するよう求めている。
米軍はグアンタナモの基地に、アフガニスタン戦争で拘束したタリバン兵やアルカイダのメンバーら約600人を収容している。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200307110014.html