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イランに新たな核疑惑施設2ヵ所 反体制派組織発表
イランの反体制派イラン抵抗国民会議(NCRI)は8日、ワシントン市内で記者会見し、テヘラン近郊にあるイラン政府の軍需関連施設でイラン政府が今年2月からウラン濃縮用の遠心分離施設などを設置したほか、同国中部に核燃料サイクル用の施設を新たに建設中だと発表した。イラン国内で関係団体から得た情報で、国際原子力機関(IAEA)に連絡済みだとしている。
同会議は昨年夏、ナタンズなどに秘密核施設があることを世界に先駆けて公表した団体。発表によると、遠心分離施設は、戦車や装甲車の製造工場などがあるテヘラン近郊のコラドゥーズ工場団地にあり、広さは約4000平方メートル。一般の倉庫群とは別の川沿いの目立たない場所にあり、職員らに対して厳しい情報管理が敷かれているという。同会議は、ナタンズにあるウラン濃縮施設を本格稼働させるための実験用施設とみている。
核燃料サイクル用の施設は、ウラン採掘場のある同国中部ヤズド近郊のアルデカンにあり、ウランを精製してつくるイエローケーキの製造工場とみられ、2年以内に完成するとみている。イランのハタミ大統領は、今年2月に採鉱から使用済み核燃料の保管までの核燃料サイクルを保有する構想を発表しているが、同会議は、ヤズド近郊のウラン鉱▽アルデカンのイエローケーキ製造工場▽イスファハンのウラン転換施設▽ナタンズのウラン濃縮施設――で一連のサイクルが可能になるとしている。その場合、プルトニウムを自前で確保する可能性が出てくる。
同会議のジャファルザデ氏は、「政府の軍需産業が関与していることが明らかになったことで、平和利用というイラン側の説明はますます疑わしくなった」と語った。
(07/09 10:20)
http://www.asahi.com/international/update/0709/005.html