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「非戦闘地域認定できる」 首相、イラク特措法案で強調
イラクに自衛隊を派遣できるようにするイラク復興支援特別措置法案は9日、参院の外交防衛、内閣両委員会による連合審査会で本格的な審議が始まった。小泉首相は「(現地の)治安は万全でないと承知しているが、大きな戦闘は終わっている。十分配慮すれば、非戦闘地域の認定も可能だ」と述べた。自衛隊派遣の可否にかかわる現地の治安情勢の悪化は一部認めつつも、活動地域の安全性は確保できるとの考えを改めて強調した。
自民党の阿部正俊氏の質問に答えた。阿部氏は6月下旬に現地を調査した経験を踏まえ、「戦争後の放火、略奪行為による被害が多い」と指摘。首相は「法成立後、できるだけ早く政府調査団を派遣し、どこへ派遣し、何ができるかを調べる」と語り、具体的な地域や活動の絞り込みは、基本計画の策定時になるという見通しを示した。
また、首相は「経済的に豊かな日本としてふさわしい役割を果たす」「米国に言われたからでなく、日本として主体的に(復興支援を)する」などと、自衛隊派遣の意義を重ねて訴えた。
(07/09 11:14)
http://www.asahi.com/politics/update/0709/005.html