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米国ネオコン派は、しきりに、イラクに対する侵略戦争を煽動して居ると。
− イラクの民主化と「解放」の美名のもとに −
http://www.pavc.ne.jp/~ryu/
投稿 平成15年07月08日23時31分
太田龍の時事寸評
平成十五年(二〇〇三年)七月八日(火)
(第六百三十二回)
○「EIR」二〇〇三年七月四日号、五十一、二頁。
○ここに、マリール・ミラク・ワイスバッハの
Chicken - Hawks Squawk For Iran "Liberation"
と言う記事あり。
○「チキン・ホークス」とは、EIR誌が、米国ネオコン派に付けた
名前で、直訳すれば、「にわとり・鷹」。
○つまり、米ネオコン派が「イラン解放」について、今、しきりにわめ
いて居る、と言うこと。
○そして、イラン解放と言う名目で、イランに対する武力侵攻作戦を
煽動して居る、米ネオコンの主任担当官は、マイケル・レディーン
(M・Ledeen)、だと言う。
○マイケル・レディーンは、日本では、殆んど知られて居ないが、
れっきとした米ネオコンの中枢分子のひとりである。
○M・レディーンには「ユニバーサル・ファシズム」(一九七二年)と
言う著作がある。
○ネオコン主導で米国は、既に、幾つかの水準で、イラクを不安定化
させる作戦を実行し始めて居る、と前出、「EIR」論文は言う。
○即ち、
(1)米国政府は、イラン向けの放送で、公然と、現イラク政権の
打倒をイラク国民に対して呼びかけて居る。
(2)イランで起きて居る、イラン政府に反対する学生のデモ。
この学生デモは、米国諜報機関が関与したものと言われる。
(3)米国は、MKO(ムジャヒディン・ハルク)を使って、イラン政権に
対するテロリスト攻撃を仕掛けつづけて居る。
(4)米国は、イラン武力侵攻の作戦計画を立てつつある。
以下略。
○これら一連の対イラン侵略戦争計画の中心は、ネオコンの
マイケル・レディーン。そして、このレディーンは、
ウォルフォビッツ米国防長官、及び、米国防評議会の
リチャード・パールと、緊密な関係にあり。
○レディーンは、六月十六日、「二〇〇三年、イラン革命」
(National Review Online)と言う論文を発表した。
○「イラン革命はもはや止まらない」、と言い、ブッシュ(息子)
大統領がその見方を受け入れることを要求したと、。
○レディーンは、「ワシントンポスト」六月二十三日号に、「イラン
の自由のための戦士を支援せよ」、と言う論文を発表したと。
○M・レディーンは、三十年以上も前に、「ユニバーサル・ファシズム」
と言う著作を出したことは、日本人は全く知らない。
○これは、単なる過去のエピソード、ではなさそうだ。
○「ユニバーサル・ファシズム(究極の、普遍的全地球的全体主義)」
とは、まさしく、米ネオコンの本音、と受け取るべきところだ。
(了)