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(回答先: イラン油田開発、「核」と分離交渉=資源確保に不可欠、米説得へ−政府【jiji.com】 投稿者 fulumine 日時 2003 年 7 月 08 日 19:20:17)
http://www.sankei.co.jp/news/030707/0707sei075.htm
◇イラン核問題で特使検討 政府、油田確保に環境整備
政府は7日、イランの核開発問題で疑惑解消の取り組みを働き掛けるためイランへの特使派遣の検討に入った。
米国が、核開発問題に絡めて日本の企業連合が進めているイラン・アザデガン油田開発計画の中止を求めていることから、疑惑解消への努力をイランに促すことで米国の理解を得て、自主開発油田獲得への道を探る狙いがある。
特使とは別に、12日には天野之弥外務省軍備管理・科学審議官をイランに派遣し、軍縮・不拡散の定期協議で核疑惑への対応を求めるなど、「親日的」なイランとのパイプを使って事態打開を働き掛ける。これを踏まえて政府は、早ければ今月中にも特使を派遣したい、としている。
米国は、イランに対して核問題だけでなくイスラム過激派支援なども問題視し強硬姿勢を強めており、日本としては、米側の理解をどう得るのか難しい交渉が続きそうだ。
茂木敏充外務副大臣は3日の記者会見で「現時点で油田契約はできない。イランに対し核開発疑惑払しょくの働き掛けを強めたい」と強調。12日にテヘランで行われる軍縮・不拡散定期協議では核査察強化を目的とした国際原子力機関(IAEA)の追加議定書への署名をあらためて求める考えだ。
ただ外務省首脳は「自主開発油田の確保は国益にかかわる重要問題だ。対米追随でやっているわけでなく、核疑惑の透明性が図れれば交渉を進めたい」と指摘。日本・イランの「独自のパイプを使っていく」(外務省幹部)方針。油田確保については「米国と認識が異なっても仕方がない」(同)との声も出ている。
◇
■イランの核開発 イランはペルシャ湾岸ブシェールに軽水炉原発を建設中で、国内でウラン鉱石も採掘している。将来は核燃料製造、発電、再処理まで一貫した核燃料サイクルを目指しているとされる。
中国から輸入したウラン鉱石1・8トンの未申告や西部アラクのプルトニウム製造が可能な実験用重水炉などが問題視され、国際原子力機関(IAEA)は今年6月、イランに対し査察を強化する追加議定書を「即時、無条件」で締結するよう求める議長総括を出した。