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(回答先: ワシントンポスト:イラク街頭ゲリラ戦の白昼公然に米兵は参っており不満だらけ。 投稿者 木村愛二 日時 2003 年 7 月 08 日 14:16:54)
イラクの米軍に「衝撃と恐怖」
JULY 07, 2003 22:38
日曜日の6日、イラクの首都バグダッド内外で、米軍3人が相次いでイラク人の襲撃を受けて死亡した。
米国と英国のマスコミは、米軍がイラク中部を中心に実施したフセイン前大統領の残党掃討作戦にもかかわらず、このような奇襲攻撃がむしろ激しくなる状況に憂慮している。
このため、イラクに駐留中の米軍は、「イラク解放者」としての自負心に懐疑を持ち、生存の脅威さえ感じていると、英BBC放送が伝えた。
▲日曜日の無差別奇襲〓6日午後12時30分、バグダッド大学工学部の構内にあるカフェテリアで、ジュースを買う列に並んでいた米兵が、密かに近付いて来たイラク人に至近距離から撃たれて死亡した。同日午後9時30分、バグダッド近隣のアザミヤフでパトロール中の米兵が、武装したイラク人の襲撃を受け、銃撃戦となり死亡した。同日夜の12時頃、バグダッド市内のカドヒミヤ区域では、車に乗った米軍兵1人が、手りゅう弾攻撃を受けて死亡した。
バグダッド大学で起きた事件は、米軍主導のイラク臨時政府の高官らが、バグダッド大学内のイラク高等教育部を訪問して、イラクの教育体制再建について協議している時に発生した。これにより、5月1日のブッシュ米大統領の戦闘終結宣言後、28人の米軍兵士がイラクで殺害された。
5日には、バグダッド国立博物館の前で取材していた英国人フリー記者がイラク人に殺害されている。
USAトゥデー紙は、「最近の狙撃事件は軍事的な目標をこえて、一般人に対してまで広がっている」と7日付けで伝えた。
▲動揺する米軍〓米軍は、バグダッドに入城する頃は「独裁者フセインを追い出した解放者」として歓迎されたが、今では継続する襲撃に恐怖を感じている。 BBC放送によると、オクラホマ出身のある女性兵(21)は、「毎朝目が覚めるたびに、夜まで生きていられるかと思う」と語っている。
また他の米兵は、「残党である民兵隊の攻撃は、非常に狡猾で巧妙だ。屋根の上から突然現われて発砲するだけでなく、子どもまで利用する」と語った。無邪気に近づいてきた子どもについていって、攻撃を受けたこともあるという。
そのうえ、50度に達する気候でも、防弾チョッキを脱ぐことができない状況が、米軍を苦しめている。ある米兵は、「ひどい状況だ。この蒸し暑い日にもエアコンもなく、汗だくになって眠りから覚める」「一日に供給を受ける水もわずか1本だ」と語ったと、BBC放送は伝えている。
また、戦争前には14紙にすぎなかったイラクの新聞が、米軍進駐後に150紙に増え、無責任なデマを流して米軍を失望させていると、AP通信が伝えた。
ある新聞は、米軍の暗視鏡が女性の服の中まで透視すると報じ、米軍が直接新聞社に暗視鏡を持ち込んで、不可能であることを説明したという。また街をパトロールする米軍が、「米軍に対する攻撃を止めなければ、電気を供給しない」と警告放送するというデマも流れているような状況だ。
http://japan.donga.com/srv/service.php3?bicode=060000&biid=2003070811078