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『亜空間通信』624号(2003/07/08)
【南京攻略百人斬り虚報記事謝罪要求事件の第1回口頭弁論に百を超す傍聴希望者】
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転送、転載、引用、訳出、大歓迎!
私は、昨日(2003/07/07)、すでに約1ヶ月前に以下の通信で予告した裁判の傍聴に参加し、関連の取材を行った。
当日の721号法廷には、傍聴席が36しかないのだが、開廷の1時間も前から、傍聴希望者が三々五々集まり始め、裁判所は、構内の隅っこに傍聴券発行の受付の場所を作った。そこに並んだ傍聴希望者は、最終的には百名を越したようである。私は、途中から並び、67番の札を受け取り、幸いにも「コンピュータ処理」とか言う「くじ引き」に当選したので、法廷も傍聴し、要所要所のメモを取ることができた。
----- 引用ここから ------------------------------
http://www.jca.apc.org/~altmedka/aku611.html
http://www.asyura.com/0306/war35/msg/535.html
『亜空間通信』611号(2003/06/09)
【南京攻略「百人斬り」記事謝罪広告請求事件の第1回口頭弁論は奇しくも7月7日】
[中略]
来月の7月7日は、言わずと知れた七夕、牽牛と織女が1年に1回の逢瀬を許される古代中国の銀河伝説の日である。
1937年は、何の伝説もないが、わが生誕の年でもある。だから至極簡単に計算できるのだが、今から66年前である。その年、1937年7月7日には、蘆溝橋事件が発生し、当時は「支那事変」と呼ばれた事実上の大戦争が開始された。同年11月5日には、南京攻略戦が始まった。
[中略]
開廷は午後1時10分、法廷は東京地裁(東京高裁との合同庁舎)721号法廷である。担当は東京地裁民事6部、事件番号は、」平成15(ワ)9281号である。多分、「謝罪広告請求事件」などと略称が付くであろう。
念のために日時を繰り返すと、2003年7月7日、月曜日、午後1時10分の開廷である。普通は、日本の裁判所特有の嫌味な符牒(ふちょう)だか隠語だか、一般人にはまったく意味の分からないやりとりが約30分ぐらいで、次回の日程が決定となる。客が多いので、「まわしを取る」歯医者の予約のようなことなのだが、もっとずっと間が空くから、事実上は、ほっぱらかしにされているようなものである。裁判とは名ばかり、弱い者は後回しの「法治国」ならぬ「放置酷」が実態である。
名称は「口頭弁論」というのだが、口でしゃべるよりも書類の交換が主であって、いわゆる「司法資格者」同士の「大奥」の談合みたいな進行状況となる。裁判官が、「陳述しますか」と聞いて、軽く頷くと、「陳述」(しゃべること)したことになるのである。ああ、ややこしい。
[後略]
----- 引用ここまで ------------------------------
取材の方は、折からの七夕のジンクスの通りの曇り空、小雨降る中、開廷の1時間前から、裁判所の正面入り口の外の歩道で持参した大きめの傘を広げ、軽量の三脚を立てて、小型ムーヴィーの録画を開始した。法廷の終了後の「報告会」でも、原告と代理人の許可を得て、総計約1時間の録画をしてきた。
詳しい報告と論評も予定し、録画も、いずれは編集して、わが電網宝庫の亜空間放送局から放映するが、本日は、概略の要約のみを発信する。
ああ、何とも、呆れたことに、いや、実は、馴れっこで、まるで驚きもしないことには、毎日新聞、朝日新聞、本多勝一、柏書房は、揃って、「虚報」の主張を否定した。
本多勝一の代理人は、脂ぎった中年の半分禿で、簡単に言うと、原告側に「虚報の挙証責任」を求めるという悪質な手段を駆使し、「論争すべき問題」と居直った。もともと、本多勝一が自分の「中国の旅」の署名記事を批判され、文藝春秋を訴えた事件なのだから、ご都合主義も甚だしいのである。ああ、呆れた。いや、ちっとも驚かない!
裁判長は、原告側の「求釈明」(被告の主張の答弁書の説明の要求)を、詳しい書面にするよう求めた。これは良い傾向である。
次回は、9月22日、午前10時からで、法廷は一応、同じ721号となったが、原告側からは、「1階」、一般向けに言い直すと、96人の傍聴席があり、原告と被告の当事者席も広い大法廷の使用を希望した。
日本の法廷は実に狭い。世界第2の経済大国には、まったく相応しくない状況である。いや、このように「裁判の公開」という憲法の条文を踏みにじり、国民の権利を無視しているからこそ、経済大国に成り得たのかもしれないが、やはり、許し難い。
心ある諸氏に訴える。即刻、以下に電話をして、傍聴希望、大法廷を使用するように求めて欲しい。
03-3581-5411
地裁民事6部、上記の事件と日程を述べれば、担当書記官が対応するであろう。
以上。
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