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【北京・澤田克己】韓国の盧武鉉(ノムヒョン)大統領は7日、中国を初めて公式訪問し、北京の人民大会堂で中国の胡錦涛・国家主席と会談した。両首脳は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核問題について、平和的な解決を図るとの原則を再確認するとともに、日韓などを含む多国間協議実現へ向けて努力していくことで一致した。92年の中韓国交樹立以来、急速に拡大している両国関係を「全面的な協力パートナー関係」に発展させていくことでも合意した。
当初、会談後に発表される見通しだった共同声明は、北朝鮮核問題をめぐる文案調整が終わらなかった模様で、この日の発表は見送られた。韓国側は「共同声明か共同発表という形で、8日に発表される可能性がある」と説明している。
また、両首脳は会談後、共同会見した。胡主席は北朝鮮の核兵器保有に反対するとの立場を改めて表明し、核問題について「対話を通じた平和的解決(という立場)を堅持すると双方が表明した」と述べた。胡主席は同時に、「北朝鮮が抱いている安全保障上の憂慮も真剣に考え、解決しなければならない」と言明。米国が北朝鮮の体制保証の要求に応えるべきだとの考えを示した。
一方、盧大統領は会見で「近日中に(北朝鮮核問題をめぐる)対話が再開されなければならないということで認識の一致をみた」と表明。多国間協議など対話の場に北朝鮮が出てくることが大切だと強調した。
韓国側の説明によると、盧大統領は会談で、北京での米朝中3カ国協議開催をめぐる中国の努力を評価するとともに、中国が今後も「建設的な努力」を続けるよう要請した。
両国関係は、98年に韓国の金大中(キムデジュン)大統領(当時)が訪中した際「協力パートナー関係」と位置付けられ、00年の朱鎔基中国首相(同)の訪韓時には「全面的協力関係」とされた。今回の首脳会談で合意した「全面的な協力パートナー関係」は、それをさらに格上げしたものとされる。
[毎日新聞7月7日] ( 2003-07-07-21:00 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030708k0000m030111000c.html