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ブッシュ大統領、リベリアの管理に乗り出した
JULY 06, 2003 21:39
by 權基太 (kkt@donga.com)
「イラク戦争以降、米国が政権交代を求めている次の国家は、北朝鮮やシリアではない。それは、リベリアとジンバブエだ」。
ブッシュ米大統領は今月7日から12日までの日程で、セネガル、南アフリカ共和国、ボツワナ、ウガンダ、ナイジェリアなどアフリカ5ヵ国を歴訪する。米エコノミスト誌が4日報じたところによると、歴訪の主な目的の一つは、内乱が続いているリベリアとジンバブエの政権交代になるだろうという。
ホワイトハウスは、すでにリベリアの独裁者チャールズ・テイラー大統領に下野を強く求めており、2000人の米軍を投入する準備を急いでいると言明している。テイラー大統領は米国によって「テロ国家」と名指しされたリビアの最高指導者ムアマル・カダフィ大佐のキャンプで1980年代に教育受けた後、リベリアの政権を握っており、シエラレオネやギニア、象牙海岸などで反乱軍を支援し大量虐殺をほう助してきた。
エコノミスト誌によると、リベリアの首都モンロビアの米大使館前ではデモ隊が連日、ブッシュ政権のリベリア内戦介入を嘆願しているという。現在、テイラー大統領は、ナイジェリアへの亡命を打診中であるとされている。
ジンバブエの場合、昨年の総選挙で野党の民主変革運動(MDC)が勝利したにもかかわらず、独裁者のロバート・ムガベ大統領は野党の指導部を反逆の容疑で逮捕し、本人の再選を宣言した。エコノミスト誌は、アフリカ5カ国の政府や市民団体、国連のコフィ・アナン事務総長、MDC指導者らが歴訪の途についたブッシュ大統領に、ジンバブエに圧力を加えるよう強力に要請してくるはずであり、ブッシュ大統領もやはりこれについて「踏み込んだ協議」を行うだろうと伝えた。
一方、ブッシュ大統領は今回の歴訪中、飢餓に苦しめられているエチオピアに対し大規模な食糧支援を約束し、東アフリカ諸国の対テロ戦に1億ドルを支援すると発表する予定だ。また、アフリカにまん延しているエイズを退治する基金として150億ドルの予算が必要であることを米議会に納得させるため、今回の歴訪を積極的に活用する予定だ。
しかし、中国の新華社通信は「アフリカ人の一部は、今回のブッシュ大統領の歴訪を資源確保に向けた『石油狩り』とみており、米国がジンバブエを狙っているのも石油ためだと考えている」と伝えた。
http://japan.donga.com/srv/service.php3?bicode=060000&biid=2003070796418