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イラク特措法:自衛隊派遣賛成は19% 毎日新聞世論調査
毎日新聞が5、6日に実施した全国世論調査(電話)によると、政府が目指しているイラクへの自衛隊派遣について、「賛成」は19%にとどまり、「反対」が38%、「どちらとも言えない」が39%を占めた。自衛隊派遣を可能にするイラク復興特別措置法案が4日に衆院を通過したばかりだが、調査結果は派遣に消極的な世論を映し出した。イラク戦争が正当ではなかったとの回答も6割に上り、戦争への否定的な評価が、自衛隊派遣の賛否に影響したようだ。
派遣反対の理由は「軍事以外の方法で貢献すべきだから」が39%、「イラク戦争に正当性がなかったから」が26%。賛成理由は「戦争で破壊されたイラクの復興が必要だから」が43%と半数近くを占め、次いで「中東の安定が日本に必要だから」が28%だった。
イラク戦争の正当性については、61%が「正当だったとは思わない」と答え、「思う」の26%を大きく上回った。正当性なしと考える層のうち54%は自衛隊派遣に反対し、賛成は13%しかなかった。
4月19、20日の本社調査では、イラクの復興支援に自衛隊を派遣することについて「国連決議に基づく業務なら派遣すべきだ」が56%、「国連決議がなくても派遣すべきだ」が19%と、7割以上が派遣に積極的だった。今回、賛成が2割弱にとどまった背景には、復興が国連主導となっていないことや、大量破壊兵器の未発見など「戦争の大義」に対する否定的評価がうかがえる。与党の自民、公明両党の支持層でも賛成、反対がそれぞれ2割台で拮抗(きっこう)していた。
小泉純一郎内閣への支持率は前回調査(5月31日、6月1日実施)と同じ49%で横ばい。不支持率は5ポイント増えて31%になった。政党支持率は、自民党が3ポイント増の32%、民主党も2ポイント増の8%だった。所属議員のセクハラ問題が起きた共産党は1ポイント減って2%となった。「支持政党なし」の無党派層は今年に入って最も低い45%だった。【平田崇浩】
[毎日新聞7月6日] ( 2003-07-06-23:04 )
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20030707k0000m010081001c.html