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(回答先: 衛星テレビ、フセイン大統領とされる音声テープ放送 (ロイター) 投稿者 力なき市民 日時 2003 年 7 月 04 日 23:46:08)
フセイン元大統領:演説テープは不快な「打撃」 米政府
【ワシントン中島哲夫】カタールの衛星テレビ「アルジャジーラ」が4日放送したフセイン・イラク元大統領の肉声とされる演説テープは、本物と確認されていないものの、フセイン元大統領も大量破壊兵器も発見できず、旧政権の残存勢力によるゲリラ的な攻撃で米兵の死傷が後を絶たない米政府にとって、極めて不快な「打撃」となっている。4日は米国の独立記念日にあたり、ブッシュ大統領は祝賀演説の中でイラク戦争の成果を誇ったが、テープはこれをあざ笑うかのような印象も与えた。
ブッシュ大統領はオハイオ州の米空軍基地の演説で、イラク戦争とアフガニスタン攻撃では同基地から戦闘部隊や装備が空輸されたと指摘。さらに「この基地の支援を受けたB1爆撃機は、独裁者の政権が消滅するまで攻撃した」「米国の果敢な行動によって暴君は恐れを知り、テロリストは敗走している」などと語り、名指しこそしなかったものの旧フセイン政権打倒を誇った。
大統領はまた、「米国は(01年の同時多発テロの)次の攻撃を待つことはない」「我々はテロ集団や無法者の政権が大量殺人兵器で脅してくるのを許さない。必要ならいつでも行動する」と先制攻撃論を展開した。
米軍は、イラクでの残存勢力の抵抗について「組織的ではない」と分析している。しかし、米占領当局のブレマー行政官は残存勢力が元大統領の生存説や復権説を吹聴し、住民の協力獲得に障害があると認めている。「ジハード(聖戦)の大部隊が結成された」と宣言し、米軍への抵抗と非協力を訴える演説テープは、まさに、こうした米国の弱みを突いている。
フライシャー米大統領報道官は4日、祝賀演説に向かう大統領専用機中で「米国はテープの件は認識している。CIA(中央情報局)が通常の分析評価を行う」と記者団に語った。米政府は声紋鑑定でフセイン元大統領本人の声かどうか確かめ、内容の精査によって、収録時期などを推定する方針だ。
[毎日新聞7月5日] ( 2003-07-05-11:45 )
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20030705k0000e030037000c.html