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2003.07.04
Web posted at: 22:10 JST
- CNN/REUTERS
モンロビア――内戦が続くアフリカ西部、リベリアのテーラー大統領は4日、国内の混乱を収める多国籍軍が到着すれば、辞任するとの考えを明らかにした。首都モンロビアの大統領公邸での宗教指導者との会談で表明した。
大統領はこの中で、「多国籍軍が到着する前に、米国が私の辞任を促すことが理解出来ない」とも述べた。国連のアナン事務総長は、リベリアの内乱が周辺地域の不安定化にもつながりかねないとして、米軍主導の多国籍軍の派遣を求めている。
ロイター通信によると、ナイジェリア政府高官は4日、テーラー大統領が同国への亡命を受諾したと述べた。ただ、40日間の余裕が欲しいとの希望も表明したという。これに対し、同政府高官は今月内に実施すべきだとの考えを伝えた。
リベリア情勢では、米国が3日、テーラー大統領に対し、「48時間以内」に辞任して出国するよう求める「最後通告」を出したといわれる。ブッシュ米大統領はこれまでに再三、テーラー大統領に辞任を促す発言を繰り返している。
ブッシュ大統領は今月初旬、アフリカ5カ国の歴訪を開始する。
モンロビアでは3日、数百人の市民が大統領辞任を求めるスローガンを掲げ、デモを展開した。リベリアでは今月17日、政府側と反政府勢力が大統領早期辞職を含めた停戦協定に調印。しかしその後、テーラー大統領が、来年1月の任期切れまで辞任しない、また辞任するにはシエラレオネ国際戦犯法定への起訴を国連検察官が取り下げる必要がある――などを理由に即時辞任を拒否したため、反政府派との戦闘が再燃した。
テーラー大統領は隣国シエラレオネの内戦にも関与、国際テロ組織アルカイダへの支援疑惑もここに来て浮上している。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200307040029.html
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