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(回答先: 米兵1人死亡、10人負傷 イラク (共同通信) 投稿者 力なき市民 日時 2003 年 7 月 04 日 19:07:11)
【バグダッド福島良典】イラクでは、旧フセイン政権の残存勢力や部族民兵などの米兵を狙ったゲリラ攻撃が6月以降、激しさを増し、治安情勢は戦争終結直後よりもむしろ悪化している。イラクを占領統治する連合軍暫定当局(CPA)は、戦後復興を軌道に乗せて住民の不満を鎮静化したい考えだが、予想外の抵抗を前に駐留米軍は戦術の転換を迫られている。
駐留米軍はイラク入り後、旧フセイン政権幹部や武装勢力の掃討作戦を展開している。しかし、バグダッド西方にあるラマディ、ファルージャでは、イラク最大の部族ドライミ族の民兵組織によるとみられる米兵攻撃が続発している。最近では、バグダッド中心部でも米軍車両への爆弾攻撃が発生、イラク人通訳など対米協力者が巻き込まれるケースが増えている。
これまで、占領当局のCPAや駐留米軍は「以前に比べて治安は劇的に改善した。(旧フセイン政権の支配政党)バース党の残党が米兵攻撃を続けているが、非組織的な散発的な抵抗だ」などと指摘、戦後の治安改善ぶりを強調してきた。
しかし、米兵攻撃の激化を受け、CPAのブレマー文民行政官は今月1日、「(攻撃は)軍事、諜報(ちょうほう)の経験がある人物によって実行されているようだ。プロの作戦だ」と軌道修正。旧フセイン政権崩壊前に立案された計画に従って、米兵攻撃が実行されている可能性が高いとの見方を示した。
イラク国民の一部には「潜伏しているフセイン元大統領が復権し、対米協力者に報復するのではないか」との恐怖心があり、社会不安の種になっている。それだけに、ブレマー行政官は元大統領の拘束を急ぎ、対米攻撃の封じ込めを図りたい考えだ。
[毎日新聞7月4日] ( 2003-07-04-19:08 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030705k0000m030058000c.html