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【エルサレム=当間敏雄】イスラエルのシャロン首相とパレスチナ自治政府のアッバス首相は1日夜、エルサレムで首脳会談を行い、新和平案「ロードマップ」の履行について、<1>治安維持<2>パレスチナ人受刑者の釈放<3>煽動停止<4>物流交易――の4合同委員会を設置して共同で解決に当たることで合意した。
イスラエルと自治政府が個別具体的な課題を協議する共通の場を創設するのは、オスロ合意に代わる新たな和平の枠組みとしてロードマップが始動してから初めて。対話を通じた問題解決の場が作られたことはロードマップ前進に大きく寄与することになりそうだ。
イスラエル放送などによると、アッバス首相は会談で、イスラエル側に収監されているパレスチナ人受刑者らの釈放を特に求めたのに対し、シャロン首相はイスラエル人殺害に関与した者以外について釈放を検討すると応じた。
また、アッバス首相は、AFP通信によると、ヨルダン川西岸ラマッラの自治政府議長府で「軟禁状態」に置かれているアラファト議長に移動の自由を与えるよう要請、シャロン首相は、同議長のガザ地区への移動は認めたものの、いったん西岸を出れば帰還は保証できないとの考えを示したという。
両首相が直接顔を合わせるのは、6月4日にヨルダン南部アカバでブッシュ大統領を交えた3首脳会談でロードマップの履行開始を確認して以来で、両者の会談は5月29日以来3回目。
(2003/7/2/11:25 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030702i103.htm