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【ロンドン=土生修一】「もう終わりだ」――29日付の英紙「サンデー・タイムズ」は、イラク戦争末期にフセイン元大統領が敗北を認めた様子を、同元大統領側近からの情報として報じた。
この側近は、ハッサン・タハ・ラウィ元共和国防衛隊参謀長で、米軍によるバグダッド制圧直後の今年4月11日、同市内を元大統領親子と同乗して走行中、元大統領が、ウダイ、クサイの2人の息子に対し、「もう終わりだ」と告げたという。二男のクサイ氏は、一緒に逃げようと泣きながら訴えたが、元大統領は「生き延びるためには、別々に逃げた方が良い」として、別行動を指示したという。元大統領は取り乱した様子はなかった。元参謀長は、その後の元大統領の消息は知らないという。この車には、2週間前に米軍に拘束されたハムード元大統領秘書も同乗していた。
また、4月7日に同元参謀長の自宅でフセイン親子が参加する会合が行われたが、親子が帰って10分後に、すぐ近くに米軍の爆弾が投下され、親子は難を逃れたという。
同元参謀長は、米軍が指名手配しているフセイン政権幹部リストの12番目にあげられている側近。死亡を偽装するため葬儀まで済ませ、現在はイラク国内の砂漠地帯に潜伏中で、同紙は仲介者を通じて接触に成功したという。
(2003/6/29/20:38 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030629it12.htm