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【エルサレム29日共同】パレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハの武装組織アルアクサ殉教者旅団は28日、対イスラエル攻撃の一時停止を拒否するとの声明を発表した。
イスラム原理主義組織のハマスとイスラム聖戦は同日までに、パレスチナ自治政府の説得を受け、対イスラエル攻撃の停止を決定。ファタハも加わり、早ければ29日にも停戦の共同宣言が発表される方向だった。
同旅団はファタハの系列だが、統制の取れないさまざまな武装組織が各地で同旅団を名乗っており、停戦拒否の声明は一部末端組織の強い不満の表れとみられる。
ヨルダン川西岸とガザ地区の各地では28日、イスラエル軍と武装パレスチナ人との銃撃戦が発生。双方の死傷者は伝えられていないが、停戦に反発する動きとみられ、共同宣言後に実際に攻撃が停止するかどうかはさらに不透明になった。 (11:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20030629AT3K2900E29062003.html