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イラク派遣自衛隊、バグダッドで水供給…政府が検討
政府は28日、イラク復興支援特別措置法案の成立後に派遣する陸上自衛隊の活動地域・内容について、バグダッド周辺での浄水・給水と輸送活動を軸とする方向で検討に入った。
30日から外務、防衛など関係省庁職員を米中央軍司令部(フロリダ州タンパ)に派遣し、最終調整する。また、人員や物資を周辺国からイラクに空輸するための航空自衛隊のC130輸送機については、当初はクウェートかカタールに2機を派遣し、その後、現地の需要などに応じて最大6機に増派する方針だ。
陸自の活動地域・内容については、危険が少なく、治安が安定した地域とする方針で、当初はポーランド軍が中心に活動するカルバラなどのイラク中南部か、英軍が活動するバスラなど南部における輸送・補給活動が有力とされていた。
しかし、その後の調査で、バグダッド空港周辺での米軍やイラク国民向けの浄水・給水活動の需要が高い一方、治安も安定してきたことが判明した。また、バスラ周辺では既に他国の軍隊が後方支援活動を開始し、自衛隊の活動の余地は少ないことが分かった。
政府は法案成立の直後に自衛隊の現地調査団をイラク国内の複数個所に派遣する。10月の派遣を目指し、基本計画を策定するとともに、必要な装備を調達する。
基本計画に盛り込む活動地域については、「大まかな範囲」(石破防衛長官)を定めるにとどめる予定だ。
C130による空輸活動について、政府は当面、国連平和維持活動(PKO)協力法に基づき、7月にもC130輸送機2機をヨルダンに派遣し、ヨルダンとイタリアの間で物資輸送を行う予定。
当初は、法案成立直後の8月にも、2機の任務をヨルダンとバグダッドなどイラク国内の空港との間のピストン輸送に切り替えることを検討していた。しかし、ヨルダン側が、ヨルダンを自衛隊によるイラクへの輸送活動の拠点とすることには消極的なことが判明。政府は、クウェートかカタールを空輸拠点とする方向で再調整に入った。その場合、ヨルダンに派遣する2機とは別のC1302機を周辺国に10月ごろに派遣し、その後、最大6機に増派する案が有力となっている。
(2003/6/29/03:34 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20030629i202.htm