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米国:カタール人容疑者を「敵の戦闘員」指定 軍で無期限拘束
【ワシントン佐藤千矢子】米政府は23日、米イリノイ州で拘束中のカタール人のアリ・マリ容疑者(37)について、新たなテロ攻撃のため国際テロ組織アルカイダのメンバーの米国定住を支援する任務を負っていたとして、「敵の戦闘員」に指定し、身柄をサウスカロライナ州の海軍基地に移送したと発表した。
「敵の戦闘員」に指定されると、通常の刑事裁判で保障される憲法上の権利が制限され、米軍施設で無期限に拘束され、最終的に軍事法廷にかけられる。法的根拠などをめぐり人権団体などから批判が出ている。
マリ容疑者は同時多発テロ(01年9月11日)の前日に学生ビザで米国に入国し、同年12月に重要参考人として米司法当局に身柄拘束された。その後、米連邦捜査局(FBI)に虚偽の供述をしたり、クレジット・カード詐欺を働いた容疑が加わり来月、イリノイ州で裁判を受ける予定だった。
米政府は今回の決定について「最近になって他の拘束者から信頼すべき情報が得られたため」と説明している。
ブッシュ政権が「敵の戦闘員」に指定したのは、明らかになっているだけでマリ容疑者で3人目。他の2人は米国市民権を持つ容疑者で、外国人は初めて。ただしキューバの米海軍グアンタナモ基地ではアルカイダのメンバーやタリバン兵ら約680人が氏名も公表されないまま「敵の戦闘員」と同様の扱いを受けており、弁護士との面会や裁判の権利が認められないまま、無期限に拘束されている。
[毎日新聞6月24日] ( 2003-06-24-18:43 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030625k0000m030018000c.html