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米大統領、大量破壊兵器未発見で「施設が略奪にあった」
ブッシュ大統領は21日、週末恒例の全米向けラジオ演説で、イラクの大量破壊兵器(WMD)の未発見問題について、「疑惑施設は略奪にあった」と述べた。WMD略奪の可能性について大統領が触れたのは初めて。米国内で高まっている情報操作疑惑に対しては、これまで通りの言い訳を繰り返した。
大統領は「10年以上にわたりサダム・フセインは兵器を隠す努力を惜しまなかった」と改めて強調した上で、「政権最後の日々、関連資料は燃やされ、疑惑施設は略奪にあった」と述べた。
イラクでWMDがみつからないため、「生物・化学兵器が存在する」とした米英の主張の信頼性が揺らいでいる。米上下両院は、何らかの情報操作がなかったか、それぞれ非公開の調査を始めたばかりだ。
大統領は「多くの国の情報当局が、フセインは違法な武器を持っていると判断していた」と主張。「どんなに時間がかかろうと、サダム・フセインの兵器計画の詳細を明らかにする」と述べた。
(06/22 01:17)
http://www.asahi.com/international/update/0622/002.html
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