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米国務長官:
イスラエル入りの可能性を報道 米英のメディア
【ワシントン中島哲夫】米英のメディアは16日、パウエル米国務長官が今週末のヨルダン訪問に合わせてイスラエル入りし、シャロン首相やアッバス・パレスチナ自治政府首相と会談する可能性があると伝えた。報復の連鎖で頓挫しかねない新和平案「ロードマップ」の履行推進を目指すものと見られる。
パウエル長官は同日、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)出席のためワシントンからカンボジアに向かった。AP通信によると、長官は出発前、ライス大統領補佐官(国家安全保障担当)とともにイスラエルのワイスグラス首相府長官と会談した。ロードマップ履行の環境作りやパウエル長官の現地入りに関して協議した模様だ。
パウエル長官はカンボジアからバングラデシュを経て19日夜にヨルダン入りし、世界経済フォーラムの会議や中東和平に関するロシア、国連、欧州連合(EU)との4者協議(22日)に参加すると発表されていた。
AP通信は長官がイスラエルでシャロン首相、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区でアッバス首相と会う見通しを報じ、日時は4者協議の後になるという長官自身の12日の発言を伝えた。ロイター通信は16日の米政府高官の話として「20日」説を報じている。
一方、バウチャー国務省報道官は16日の定例会見で、パレスチナのイスラム原理主義組織であるハマスやイスラム聖戦、パレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハ系の武装集団「アルアクサ殉教者団」を、名指しして「明らかに和平の障害」だと批判し、究極的には除去されるべき存在だと指摘した。
ブッシュ大統領やホワイトハウス報道官の発言に追随したものだが、パウエル長官が今回の中東訪問でこうした路線を明示すればパレスチナ自治政府が困惑するのは目に見えており、展開が注目される。
[毎日新聞6月17日] ( 2003-06-17-10:45 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030617k0000e030018000c.html