★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板 > 戦争35 > 782.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
常任理事国を3グループに分類、国連改革私案に注目
http://www.asyura.com/0306/war35/msg/782.html
投稿者 転載 日時 2003 年 6 月 16 日 22:29:18:

 【ニューヨーク=勝田誠】国連安全保障理事会常任理事国の構成を大幅に変え、日本については「第3グループ」の常任理事国とする――などの構想を盛り込んだ国連改革私案が、このほど、世界各国の国連研究者らに示され、注目を集めている。

 この案は、米クレイトン大(ネブラスカ州オマハ)法学部のマイケル・ケリー助教授が、ニューヨークで14日まで開かれた国連研究学術団体の年次総会で発表した。原案はドイツ人学者によるものだが、ケリー氏は、これを検証した自身の論文を演壇で紹介した。

 改革案は、常任理事国を〈1〉拒否権を持つ真の「常任」理事国〈2〉拒否権を持つ2年交代の欧州議席〈3〉「手続きとしての拒否権」だけを与えられた2年交代の3地域代表――の3グループに分類している。常任理事国は7か国になる。

 〈1〉は米、露、中の3か国、〈2〉は一議席で英、仏、独3か国が2年ごとに交代する。〈3〉は、ラテン・アメリカ、アフリカ、アジア3地域が1議席ずつ持ち、アジアではインドと日本、さらにインドネシアかパキスタンのどちらか1か国を加えた計3か国が2年ごとに交代する、とした。

 現在のような拒否権を持つ国は、〈1〉、〈2〉の計4か国だ。〈3〉の「手続きとしての拒否権」とは、第3グループ3か国のうち、どこかが拒否権を行使すると、その対象議案について国連総会が特別協議を開き、表決で多数派の意思を確認するという仕組みだという。

 ケリー氏は、この改革案が、「拒否権の拡散を防ぐ」としている。第3グループに関しては、「インドは(本物の)拒否権を欲しがるだろうが、日本は常任理事国になれさえすれば、拒否権を欲しがりもしないだろう」と決めつけた。

 安保理改革については、イラク戦争後にその必要性が論じられながらも、具体的な議論は停滞している。ケリー氏は、読売新聞の取材に「議論のたたき台だが、この案は安保理の地理的、人種的、文化的、宗教的な多様性を深めるものだ」などと、会議で披露した理由を説明した。(読売新聞)
[6月16日21時54分更新]

 次へ  前へ

戦争35掲示板へ



フォローアップ:


 

 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。