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ブッシュ大統領:
「ハマスと殺人者たちに厳しく対処」
【ワシントン中島哲夫】ブッシュ米大統領は15日、パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスについて「平和を破壊する」存在であり「自由と平和を愛する世界は、ハマスと殺人者たちに厳しく対処しなければならない」と語った。滞在先のメーン州で記者団に語った。
これはフライシャー大統領報道官が最近、繰り返し発言していたイスラエル軍のハマス幹部暗殺作戦の容認につながる論理を、大統領自らが明言したもの。中東和平仲介にあたり、ハマスなど過激派は除去すべき障害物だとの認識を示している。多くのパレスチナ住民から「イスラエルと全く同じ立場」と見られるのは間違いなく、和平仲介の前途はますます不透明になった。
ブッシュ大統領は「平和を望む我々は、ハマスのような者たちが平和を破壊するのを阻止するため力を合わせねばならない」などと再三、ハマスに言及。平和なパレスチナ国家を樹立するには、ハマスなどに「厳しく対処せねばならないのは明らかだ」と述べた。
一方、米上院のルーガー外交委員長(共和党)は15日、米FOXテレビの番組で、パレスチナ過激派への対処に関して「米軍を使うことについては極めて慎重でなければならない」としながらも「テロをえぐり出すため究極的に軍事力が必要なら、米国の参加はありうる」と述べた。
中東への米軍派遣は米国を困難な状況に陥れるという見方が支配的であり、米政府は国際的な治安維持部隊に加わることにも今のところ否定的だ。しかしルーガー委員長は、軍事力の活用に関して「ブッシュ大統領を過小評価してはならない」とも述べ、米軍派遣の可能性を指摘した。
[毎日新聞6月16日] ( 2003-06-16-10:04 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030616k0000e030007000c.html