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【ソウル澤田克己】韓国の金大中(キムデジュン)前大統領は15日、00年6月の南北首脳会談から3周年を記念する韓国KBSテレビの番組に出演し、米国のクリントン前大統領が在任中、北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記に訪米を招請したが、金総書記がこれを受けなかったことを明らかにした。クリントン前大統領が金前大統領にあてた手紙でこうした事実を伝えてきたという。
前大統領は「金総書記がもっとも望んでいるのは米国との関係改善だ」と指摘。「(北朝鮮は)クリントン政権の時にとても良いチャンスを迎えていた」と述べ、金総書記が訪米を決断しなかったことを残念がった。
また、北朝鮮の核問題については、北朝鮮が核開発を放棄し、米国は北朝鮮の安全を保障することが解決策だという考えを表明。さらに「(米朝中3国に加えて)韓国と日本が参加する5者協議を、すぐに受けなければならない。その中で、米国と話をすればいい」と語り、日韓を含む多国間協議に早く応じるよう北朝鮮に求めた。
日米は、核問題と関連して北朝鮮への圧力を強めようとしているが、前大統領は「(北朝鮮が)内部的に崩壊しても、外部から崩壊させても、我々の立場からは災難となる可能性が高い」と表明。核問題をめぐる国際情勢の緊張が、韓国に大きな負担をもたらす北朝鮮体制の崩壊につながることへの警戒感を示した。
[毎日新聞6月15日] ( 2003-06-15-22:51 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030616k0000m030084000c.html