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【テヘラン=久保哲也】イランの独立系通信社「イラン学生通信」によると、首都テヘランで続いている自由化を求める反政府デモは13日夜、同国中・西部の2都市にも拡大した。デモの規模は不明だが、中部シラーズでは、参加者と警官隊が衝突、市民約100人が拘束された。警官隊側も4人が重傷で、警察車両にも被害が出たという。また、西部アフワーズでは、若者と保守系過激集団が衝突、数人が拘束された。
一方、テヘランでのデモは、14日夜から15日未明も続き、デモは5夜連続になった。ロイター通信などは、この夜の参加者を数千人規模とするが、警官隊との大規模な衝突は伝えていない。目撃者によれば、衝突が避けられた主な理由は、警官隊がデモの出発点である市中心部を広範に封鎖したためで、デモが収束するかは予断を許さない。
一方、米ホワイトハウスは14日の声明で、「米国は、政治的意見を自由に表現している学生に(イラン政府が)暴力を使うことに重大な関心を寄せている」と、デモ支持の立場を強調した。
これに対しイラン側は、アセフィ外務報道官が14日夜、「米国人は、少数の個人によるデモを国民の意見と見る」と反発、最高指導者ハメネイ師ら指導部への国民の支持が強いとの公式見解を繰り返した。
(2003/6/16/00:57 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030615i113.htm