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アフガニスタン:
パキスタン人記者に情勢聞く
カルザイ政権とタリバンの現状について、アフガン情勢に精通するパキスタン人記者、ラヒムラ・ユサフゼイ氏に聞いた。
――カルザイ政権の現状をどうみますか。
◆政権は各地の州知事を通して全国支配を図っているが、知事自身が州全域をコントロールできていない状態だ。地方軍閥の武装解除も進んでおらず、全土を掌握しているとは言い難い。
――政権内のあつれきも指摘されています。
◆北部同盟出身のファヒム国防相が事実上の最高実力者だ。カルザイ大統領は毎日声明を読むだけの「スピーカー」とみられている。大統領の後ろ盾の米軍がもし撤退すれば(北部同盟とパシュトン人勢力の)連立政権は崩壊する。
――タリバンの現状は?
◆米軍のイラク攻撃前後から特に活動が活発化している。攻撃が彼らを刺激したのは間違いない。南部や東南部の住民の多くはタリバンを支持している。戦乱が続いた90年代にタリバンが登場し、治安と平和を回復させたことを覚えているからだ。タリバンは住民から食事や寝場所の提供を受けている。
――タリバンが再び政権を握ることもあり得ますか。
◆米軍を打ち破って全土を掌握するほどの力はない。いくつかの地域を支配し、地方勢力として抵抗を続けていくだろう。
[毎日新聞6月14日] ( 2003-06-14-18:23 )
http://www.mainichi.co.jp/index.html
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030615k0000m030014000c.html