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【バグダッド大木俊治】イラク駐留米軍スポークスマンは13日、米軍が首都バグダッドの北西約150キロにある「テロリスト養成キャンプ」の掃討作戦を行い、少なくとも70人を殺害したことを明らかにした。また同日、バグダッドの北東約60キロのバラドで旧支配政党・バース党の残存勢力掃討作戦中に米戦車が待ち伏せ攻撃を受けたため応戦し、イラク人27人を殺害したと発表した。
米軍のマッキャナン司令官は同日までの記者会見で「イラク全土はまだ戦闘地域であると考える」と語るなど、米軍当局は、イラク全土が依然危険な状況にあることを強調している。
ロイター通信によると、12日から始まったテロリスト養成キャンプ掃討作戦には、精鋭の米第101空てい師団の約4000人が参加。米軍はキャンプに激しい空爆を加えた。この作戦で、米軍側はアパッチ攻撃ヘリコプターが撃墜されたほか、米兵1人が負傷するなど、イラク戦争終結後、最大規模の戦闘となっている。作戦は13日も継続しているという。
米軍はこの作戦について「(フセイン政権与党の)バース党支持者や民兵組織らを撲滅する取り組みの一環」と説明。ただし、イラク人の犠牲者数や、攻撃対象となったキャンプの詳細は明らかにしなかった。
また13日のバラドの戦闘では、米軍戦車が対戦車砲で攻撃してきたイラク人武装集団の襲撃に対し砲撃を加え、4人を殺害。さらに装甲車などで追跡して、23人を殺害した。
米軍当局によると、イラクでは米軍の駐留長期化に対する反発が強まっている。AP通信によると、現地の米軍司令官は13日の会見で「フセイン大統領の支持者による攻撃が増えている。6人の米軍兵士がこの24時間以内のイラク全土での戦闘でけがをした」と、現地の緊張が続いていること認めた。
[毎日新聞6月13日] ( 2003-06-13-21:01 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030614k0000m030090000c.html