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【ロンドン福本容子】国連監視検証査察委員会のブリクス委員長は11日付の英紙ガーディアンとのインタビューで、イラク査察の最終局面で査察委がブッシュ政権から、イラクの大量破壊兵器開発を示す踏み込んだ表現を国連報告に盛り込むよう圧力をかけられたと語った。また、政権内にブリクス氏を意図的に中傷する人々がいたと主張した。
同紙によると、ブリクス氏は「大量破壊兵器がまだイラク内に隠されているか」との問いに「確信が持てないままだ」と回答。「過去に存在したことは確かだし、将来、何かが見つかるかもしれない」と述べた上で、「彼ら(米英連合)は、兵器自体の発見から開発プログラムの存在に議論を移している」と語った。
ブッシュ政権の圧力については、誰が、どのように行使したかなど、具体的内容は明らかにしなかった。
ブリクス氏はまた、ブッシュ政権内に同氏を個人的に中傷する意図的な動きがあったことを認めた。「うわさを振りまき報道機関にたちの悪い情報を流す連中がいた」と強い口調で批判した。一方で、「夕方、蚊に刺され、翌朝までかゆみが残る程度で、(中傷は)大して気にしなかった」と切り捨てた。
また、米英の両政権が情報機関による情報を軽く扱ったとも非難。戦後イラクの大量破壊兵器査察は、米政権が任命したチームが行うより国際的な査察の方がはるかに信頼できるとも語っている。
[毎日新聞6月12日] ( 2003-06-12-10:18 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030612k0000e030026000c.html