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(回答先: イラク戦争再開か 投稿者 一読者 日時 2003 年 6 月 10 日 21:02:55)
米の誤算 イラク混沌 「武装解除 我々は受け入れない」 元将校が蜂起示唆 占領への怒り増幅 (毎日 6月10日 朝刊)
[要約]イラク軍の元将校(38)は武器が元兵士(約40万人)の自宅や、郊外の倉庫に隠してあると話した。多くのイラク軍兵士は、フセイン大統領を追放したことで米英軍に感謝しても、そのままイラクに留まることに「占領」だと怒りを増幅させている。米英の占領当局(CPA)は対戦車砲や火器類の供出を命じているが、自動小銃700万丁や軍の重火器はほとんどが行方不明のままである。さらに今月(6月)から元軍人の大規模なデモが本格化し、やむような気配はまったくない。そのようなイラク国内では、米英軍の占領に「武力で抵抗」しようとする怒りが募り始めたてきた。イラクはパレスチナのようにはならないと多くの国民が考えだしたからだ。
[コメント]今、イラク国民が求めているのは、将来のイラクがあるべき姿を見せてくれる指導者の出現である。それは決して米英軍当局によって生まれた傀儡(かいらい)の指導者ではない。米英占領軍とは無関係の指導者で、イラク国民に民族の誇りを感じさせることができる者である。その者が現れて、米英軍を指差し、「邪悪な占領者を追い払え」と語れば、イラクの米英軍には銃弾や砲弾が降り注ぐ。そこには精密誘導兵器や無人偵察機など無縁の戦闘である。こんどはテロリストとの戦争ではない。イラクを外国軍の軍事占領から解放しようとするイラク国民との戦争である。
私はイラクを占領した米英軍は、バグダッド市民との摩擦を避けて、郊外に駐屯すると考えていた。あくまでバグダッドの治安はイラク警察やイラク軍に委ねると想定した。しかし今のようにバクダッドの中心地に、米英軍の治安部隊を配置するようでは、今後のイラク大混乱は明白である。
これによって自衛隊のイラク派兵は考えられない。無論、今国会でのイラク新法も成立は困難である。若い人で戦場カメラマン志望の者は、アラビア語の勉強を緊急に始めることを勧める。集中して一日10時間、3ヶ月間でアラビア語の基礎をマスターする必要がある。イラクでの戦争はまもなく始まる。(写真は7日、バグダッドの革命広場周辺で発砲事件後、警戒態勢をとる米兵。6/10付け 毎日新聞より)