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イラクに化学兵器の情報ない−米報告書 9月の段階で指摘した
【ワシントン6日共同】米国防総省の国防情報局が昨年9月に作成したイラクの大量破
壊兵器に関する調査報告書の中に「化学兵器の製造・貯蔵について信頼できる情報はな
い」との記述があることが6日、明らかになった。
当時はブッシュ大統領やラムズフェルド国防長官らがイラクの大量破壊兵器保有を非
難、武装解除の必要性を内外に訴えていた最中。国防総省は「記述は長文から抜き出され
た一部分で全体の要旨ではない」と反論するが、イラク戦争終結後、いまだに大量破壊兵
器が見つからない中、戦争の大義に対する国際社会の疑問が一層強まり、論議を呼びそう
だ。
イラクの大量破壊兵器をめぐっては米中央情報局(CIA)にも情報操作疑惑が浮上し
ており、米情報機関の信頼低下につながる可能性もある。
CNNテレビなど米メディアによると、報告書の要旨は「イラクが化学兵器を製造した
り、貯蔵しているかどうか信頼できる情報はない」と結論付けている。
国防総省は記述自体があることは認めたが、ジャコビー国防情報局長は6日、記者団に
「文章は当時の段階で、大量破壊兵器計画の施設を特定できていないことを語ったもの
だ」と釈明。「大量破壊兵器計画の存在に疑いは持っていない。証拠も報告に盛り込まれ
ている」と強調した。
また、ホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)スポークスマンも「報告全体はこ
れまでのブッシュ政権の(大量破壊兵器があるという)主張と一致している」と述べた。
ZAKZAK 2003/06/07
http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_06/2t2003060703.html