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【カイロ=松尾博文】サウジアラビア政府が米石油メジャーのエクソンモービルなどと進めてきた同国内の天然ガス田開発の交渉が決裂したことが5日明らかになった。ヌアイミ石油鉱物資源相が総投資額150億ドル(約1兆8000億円)となる開発事業の交渉打ち切りを通告した。事業への参加条件などをめぐる対立が解消できなかったもようだ。他の大型外資導入計画も悲観的な見方が強まっている。
この事業はサウジが1970年代に石油を国有化して以降、資源開発で初の外資導入となるはずだった。ペルシャ湾沿いの南ガワール地区でガス田を開発し、産出する天然ガスを発電、海水淡水化、石油化学製品の生産などに利用する計画。
同社を幹事会社とし英蘭ロイヤル・ダッチ・シェル、英BP、米コノコフィリップスによる企業連合が2001年6月からサウジ側との交渉を本格化。しかし、ガス田の埋蔵量についてサウジ側と認識に違いがあったほか、石化生産などに使う原料ガスの供給条件などでも対立が続いていた。 (22:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20030606AT2M0601506062003.html