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【メキシコ市・藤原章生】アルゼンチンのキルチネル新大統領は4日、94年7月にブエノスアイレスで起きたユダヤ人・コミュニティーセンター爆破事件に関する機密資料を裁判で公開すると発表した。ユダヤ系住民ら85人が死亡したテロ爆破はメネム政権下(89―99年)でほぼ迷宮入りとなっていたが、新政権の下、真相究明が一気に進む可能性が出てきた。
クラリン紙(電子版)によると、大統領は同日夜、アセベド新国家情報局長らと共に会見し、アルゼンチンの元警察官ら5被告の事件関与を審理している第三連邦裁判所に、国家情報局などの機密書類を提出する大統領令を発すると語った。
事件では100〜400キロの爆発物を積んだワゴン車がセンターのビルに激突し爆発、85人が死亡し約200人が負傷した。メネム大統領(当時)は事件直後、イスラム教シーア派の民兵組織ヒズボラの犯行と非難したが、捜査は難航。裁判所は昨年10月、在ブエノスアイレスのイラン大使館員(当時)とヒズボラが事件に関与したとして今年3月、テヘラン在住の元大使館員4人の逮捕状を出した。イラン政府は関与を全面否定。車や爆発物を準備したとされる警察官ら5被告も連邦裁で無罪を主張している。
[毎日新聞6月6日] ( 2003-06-06-18:51 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030607k0000m030028000c.html