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(回答先: 副大統領がCIAに「圧力」?=イラク戦前の情報操作疑惑−米紙 時事 投稿者 小耳 日時 2003 年 6 月 05 日 22:28:00)
ブリクス委員長: イラクの大量破壊兵器問題で米国批判
【ニューヨーク高橋弘司】イラクの大量破壊兵器疑惑を調べてきた国連監視検証査察
委員会(UNMOVIC)のブリクス委員長は5日、国連安全保障理事会に大量破壊兵器廃
棄の現状を報告した後、「占領下で機能しているどんな組織も、国連査察官と同じ国際的な
信頼性は持ち得ない」と述べ、イラクに展開している米国が主導する大量破壊兵器調査チー
ムの活動を暗に批判した。今月末で退任予定のブリクス氏は、この日が最後の安保理出席だ
った。
ブリクス氏は安保理への報告書の中で、イラクが保有しているとされる弾頭のうち5
0%、また、ミサイル・エンジンの大半がまだ破壊されていないなどと指摘、「大量破壊兵
器の廃棄は完了していない」と結論付けた。その上で、フセイン政権崩壊を受け、「大量破
壊兵器が隠匿されているならば、包み隠さず明らかにされ、疑惑について真実が証明される
べきだ」と強調した。
米国の大量破壊兵器調査チームはイラク戦争開戦後から、これまでにイラク国内230カ
所で、兵器開発の疑惑が指摘される場所を調査してきた。だが、今も発見に至っておらず、
米英両国では両政府や情報当局が開戦の根拠として疑惑を誇張したのではなどという指摘が
噴出している。
安保理報告を終えたブリクス氏はこの現状を踏まえ、「我々は一緒に働かなければならな
い」と力説。「説明がないという理由だけで、何かがあると結論付けるべきではない」と暗
に米国を批判、真実を突き止めるため、UNMOVIC査察官の復帰を改めて訴えた。
これに対し、米国のネグロポンテ国連大使は「当面は我々のチームが調査にあたってい
る。国連査察官がイラクに戻る計画はない」と一蹴した。
[毎日新聞6月6日] ( 2003-06-06-10:26 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030606k0000e030020000c.html