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今月6日から9日までに予定されている盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の日本訪問が、早
くから愉快とはいえない論難のためにギクシャクしている。
韓国の大統領が韓国の顯忠日((ヒョンチュンイル/殉国者慰霊日)に日本の天皇に会う
ということで国内的に反感を買っているところに、日本の国会は盧大統領の訪日期間中に日
本の戦争状況を想定してまとめた有事法制を通過させる計画であることが報道された。先日
は日本の自民党幹部が「創氏改名」を合理化する妄言までが飛び出している。
このような雰囲気の中、盧大統領の就任初の日本訪問が果たして確かな成果を得ることが
できるのか疑問だ。日本のメディアまでが盧大統領の訪日が、前記のような雰囲気の中で行
われることを懸念しているほどだ。
植民地時代という悲しい過去を持った韓日関係において、トップ外交が成功するために
は、何よりも周りの雰囲気が大切だ。過去の韓日首脳会談の時ごとに、両国の実務陣が過敏
に神経を尖らせたのもこのような理由のためだ。
韓国政府は、すべては韓国の「外交に対する自信」を反映するものだと強弁しているが、
そのように無理やりを言い張るべきことではない。
実務訪問にしようという日本側の要求をあえて国賓の訪問にし、顯忠日に訪日するという
不必要な論難を招くことが果たして「自信の表出」といえるのか。大統領の訪問日程を組ん
だ時、周辺国に敏感な影響を与える有事法制の通過の時期さえ考慮しなかったことは、外交
的無能を見せつけたことに他ならない。
韓国政府はこのような外交的失敗を覆い隠そうとするのではなく、日本側が外交的欠礼と
解釈するしかない行動をする背景を注目し、それに合った対応策を見つけるべきだ。
何より、盧大統領の堂々とした慎重なふるまいが重要だ。さらに、「日本国民との対話」
という日本の民間テレビ番組に出演する盧大統領は、ここでの発言ひとつ、表現ひとつが予
想できない結果をもたらすことも念頭に置かなければならない。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2003/06/04/20030604000083.html