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2003.06.04
Web posted at: 10:25 JST - CNN
ロンドン(CNN) 英下院外交委員会は3日、イラク戦争に踏み切ったブレア政権の決定が正当だったか、調査を開始すると発表した。イラク攻撃の第一の理由だった大量破壊兵器がいまだ発見されない状況で、ブレア首相批判が与党内からも高まっており、議会調査によって首相への圧力がさらに強まるのは必至。
下院外交委員会は声明で、「イラクにおける武力行使にいたる期間中、政府と外務省が議会に対して、とりわけイラ久の大量破壊兵器について、正確で十分な情報を提供していたか調査する」と方針を発表した。6月中に関係各所から証言・証拠を集め、7月に下院に報告する見通し。
与党・労働党内ではイラク攻撃に反対だった多くの議員が、大量破壊兵器の存在を示す有力な証拠があると閣僚に説得され、不承不承に開戦を認めた経緯があり、いまだ兵器の証拠が発見されない状況にかなりの不満が高まっている。
野党・自由党は、ブレア政権がフセイン政権の脅威を必要以上に強調して攻撃を正当化したと批判。野党・保守党のダンカンスミス党首も3日、大量破壊兵器について政府が情報操作をしたのではと疑惑が高まるにつれ、まだイラク国内に展開する英国軍の立場が損なわれていくと指摘する書簡をブレア首相に送り、明確な説明を求めた。
ブレア首相は2日、フランス・エビアンでの主要国首脳会議において、イラクの大量破壊兵器保有を裏付ける情報には「100%」の自信があると言明している。