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Subject: [aml 34302] 【報告します】NHKのイラク戦争報道抗議に、回答は「そんなことは全然ない」 Oguri@NO 有事法制 バークレーに続こうピース・アクションです。 多くの皆さんにご協力いただきながら4月初めに行ったNHKの戦 回答内容は、結果から言うと、私たちの指摘をすべて否定した上で、 初めから「間違ったことは何も無い」という結論が先にあって回答 この回答に対して、ぜひ皆さんのご意見を頂きながら、メディアの 次の計画として、6月20日に、再び政府、戦争屋企業とメディア 繰り返しになりますが、ぜひNHKの回答を含めてこれからのこと 以下、長くなりますが、回答全文を掲載します。 =============================================== 【 回 答 】 イラク戦争に関する報道について、NHKの見解を求める文書を受け NHKでは、3月20日の開戦以来、事実関係を客観的かつ多角的に伝 ★「中立・公正で多角的な報道に努めた」★ 「米政府の行動が表向きの名目と矛盾していることに対する追及 「アメリカの行動への追及の姿勢がない」という点ですが、不偏 ★米英首脳ばかりでなくフセイン演説や高官会見も攻撃反対各国 また、「米側発表を何の判断もなく、コメントも付けずに報道し ★国連機関の懸念表明も国民の行動も節目節目で報道している★ さらに開戦の3月20日に出された国連のアナン事務総長のアメリ ★世界の反戦の動きも連日のように何度も時間を割いて報道した★ 開戦直後は、欧米各国やイスラム諸国、そして日本にも広がった さらに米側の発表については、その発表と相反 ★開戦までの経緯も「しっかり」伝えている。“事実をゆがめた 開戦に至る経緯について、「事実上決議の見通しが立たずに、国 ★フセイン像引き倒しが少人数なのは見れば判るはず★ 次に「9日のバクダッド制圧のニュースにおいて、フセイン像が引 また、イラク国民の反米感情については、米軍のバクダッド進入 ★フセイン像への星条旗は唯一リアルタイムで報道したのがNHK★ また、ご指摘にある「星条旗がかけられた」という事実について ★主要時間帯ニュースを通してみれば誤解は解けるはず★ ある時間のニュースだけを見るとニュース時間の制約や映像がす NHKでは、皆様のご指摘も踏まえ、一層、公正・中立な報道に努 以上です。今後とも、NHKへのご理解ご支援を賜りますよう、お 〇〇〇〇様 NO!有事立法 バークレーに続こう ピースアクション http://www1.jca.apc.org/aml/200306/34302.html
From: Hidetoshi Oguri
Date: Mon, 02 Jun 2003 00:10:36 +0900
Seq: 34302
争報道に対して行った抗議申し入れに対して、NHKからの文書回答
が郵送されてきていました。
回答は20日後に来ましたが、報告が遅れてしまいました。
「NHKはすべてきちんと報道している。言われるような事実は無い」
というものでした。
されているようでした。視聴者からなぜそのように思われるのかと自
らに問い返すよりも、視聴者の見方のほうに問題があるといわんばか
りの回答に、報道する側がこんな姿勢でよいのかという気持ちを強く
感じました。本当に心のそこから今回の戦争報道に疑問を感じていな
いのでしょうか?
報道に対して市民がどうしていくことができるのか、次の一歩を考え
たいと思います。
への要請行動を計画中です。また、欧米の市民のメディア監視などに
ついての取り組みの学習会などもやりたいと考えています。
について皆さんのご意見をいただければと思います。
(★印で囲まれた見出しはピース・アクションによるものです)
前略
過日は、わざわざお越しいただき、また貴重なご意見を賜りあり
がとうございました。
小栗様はじめ、皆様から頂きましたご意見は、質問書も含めて
当該部局にお伝えしました。本目、当該部局より下記のような回
答がありましたので、お知らせいたします。
なお、お返事が遅くなりましたことを、心よりお詫び申上げます。
取りました。回答が遅くなりましたことをまずお詫ぴ申し上げます。
★「多角的な報道を伝えてきた」★
えるという方針で報道にあたってきました。米英側の情報だけで
は、情報操作などから正確な戦況が伝えられない恐れがあるとい
う認識を十分に持って報道にあたり、映像についても、自主取材
のものに加え、イスラム世界の情報に強いカタールの衛星放送局
・アルジャジーラなど各国の放送局との協カ関係を生かしながら
、様々な映像を使用して多くの角度からの情報を伝えてきました。
の姿勢がなく、米側発表を何の判断もなく、コメントも付けずに
報道を続けている」とのご指摘を頂きました。NHKは放送法に則っ
て、「全国民の基盤に立つ公共放送機関として、何人からも干渉
されず、不偏不党の立場を守って、放送による言論と表現の自由
を確保する」「政治上の諸問題は、公正に取り扱う」という立場
に立って、イラク戦争報道でも、中立・公正で多角的な報道に努
めてきました。
★「市民や国際社会の声も繰り返し伝えている」★
不党の立場で視聴者に判断材料を提供するという方針で報道を行
っていますので、米側の姿勢を一方的に糾弾するようなキャンペ
ーンは確かに行っていません。ただ、米軍の行動に反対する世界
各地の市民の声や政党のコメント等をきちんと報道していますし
、専門記者や解説委員による解説の中でも、アメリカの行動への
批判が国際社会の中で広く出ていることは繰り返し伝えています。
の首脳発言も「分厚く」報道してきた★
ている」というご指摘は、事実に反すると考えます。戦争の一方
の当事国である米英首脳の発言と同時に、もう一方の当事国であ
るイラク側の主張についても、フセイン大統領の演説などが行わ
れた際には、夜中でも特設ニュースを設けるなどして丁寧に伝え
てきた他、毎日のように行われたイラク政府高官の会見も、その
都度、報道してきました。さらに、フランスのシラク大統領やロ
シアのプーチン大統領などアメリカの行動に反対する各国首脳の
発言をはじめ、トルコ・シリア・イランなど周辺各国や欧州の政
府関係者の発言なども分厚く伝えてきました。
カ批判の声明をはじめ、ユニセフなど国連の各機関が、誤爆など
によるイラク市民の被害に懸念を示したことについても、その都
度、繰り返し報道しています。さらに、この戦争に反対する各国
の国民の行動についても、節目節目で開戦前からきちんと報道し
ています。
反戦の動きについて、記者リポートも交え、連日のように何度も
時間を割いて伝えました。
★米側発表も、相反する情報があれば都度伝えてきた★
する情報があれば、その都度、伝えてきている他、軍事や中東の
専門家の分析を付けるなど、可能な限り客硯的に伝える努カを行
ってきました。「『事実を正しく報道する』という放送法に抵触
している」とは考えていません。ご指摘とは逆にNHKはイラク攻
撃に反対する人々の行動や意見ぱかりを報道し、反対を扇動して
いる」といったご批判もNHKに寄せられています。
解釈”という指摘は理解できない★
連の合意を目指す努カをアメリカ政府が放棄したというのが事実
経過です」というご指摘ですが、これについては、アメリカとイ
ギリスが新たな決議の採択を目指して多数派工作を行ったものの、
うまくいかずに断念し、結局、去年の国連決議を根拠に開戦に踏
み切ったという事実経過を、ニュースや解説番組、それにNHKス
ペシャル等の番組の中でしっかりと伝えています。前回のNHKの
回答が「事実をゆがめた解釈」であるとのご指摘は理解に苦しみ
ます。
★首都バクダッド陥落の象徴的な映像として繰り返し報道した★
き倒される映像が繰り返し放映されていたが(中略)像の引き倒し
がわずか一部の行為であるという事実を正しく報道したのか、ま
たフセイン像に星条旗がかけられたという事実を報道したのか」
というご質問についてです。日本時間9日夜に行われたフセイン
像の引き倒しの際、NHKは特設ニュースを設けて、この模様を日本
のテレビ局の中で唯一、リアルタイムで伝え、その後も首都バク
ダッド陥落の象徴的な映像として繰り返し報道しました。この行
動に参加した市民がそれほど大勢でないことはその映像でも分か
りますし、同時に、第一報の段階から、一部市民が国連や政府の
建物などに押し入って略奪行為を行う等の混乱が起き、無秩序
状態を懸念する声が市民の間から出ていることを伝えています。
★イラク市民の声は米軍バクダッド「進入」前から何度も報道し
ている★
前から何度も報道している他、米軍がバクダッドに進入した翌日
の10日のニュースで「アメリカは、イラクの資源が目当てなら早
く帰って欲しい」といったバクダッド市民の声を伝えています。
NHKの取材班がバクダッドに入ってからは、市民の反米感情の高
まりについて連日のように詳しく伝えています。
は、9日23時台の第一報を伝えた特設ニュースの中で、現地からの
生中継映像によって、米兵がいったん星条旗をフセイン像の頭に
かけたものの、すぐにイラク国旗にかけなおした様子の一部始終
を、日本の放送局の中で唯一、リアルタイムで伝えています。
ぐには入ってこないケースもあって誤解が生じることもあるとは
思いますが、「おはよう日本」「正午のニュース」「ニュース7」
「ニュース10」といった主なニュースを通して見ていただければ、
ご指摘のような「放送法に違反する」などという事実は無いこと
が、ご理解いただけるものと思っております。
め、公共放送としての責務を果たしていきたいと思いますので、
何卒、ご理解たまわりますようお原い申し上げます。
願い申上げます。
視聴者ふれあいセンター
担当部長
助川きよみ
平成15年4月30日
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小栗英俊(平和と生活をむすぶ会)
携帯 090−7812−3386
e-mail:way2peace@dd.e-mansion.com
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