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【ニューヨーク=勝田誠】国連安全保障理事会は30日、アフリカ中央部コンゴ民主共和国(旧ザイール)で激化している紛争に対処するため、国連憲章7章(平和に対する脅威)に基づき、同国北東部ブニアに「暫定緊急多国籍軍」を急派する決議案を全会一致で採択した。
決議提案国のフランスは来週から部隊を派遣し始める予定を明らかにした。
多国籍軍は最大1400人規模で、うち1000人がフランス部隊、残りが英国、南アフリカ、パキスタンなどの部隊となる見通しで、ブニアの空港警備を当面の主任務とする。米国も後方支援で協力する方向。安保理は5月22日、戦後イラク管理に関する米決議を採択、これを反戦派だったフランスも支持した。今度は、イラク戦争の陰で悪化していたアフリカの地域紛争をめぐり米国が仏提案を支持したことで、米仏が再び協力関係を模索する姿勢を国際社会に印象づけたと言える。
コンゴには既に国連コンゴ監視団(MONUC)が展開している。しかし、隣国ルワンダなどが支援する民族がからんだ紛争が激化、過去約1か月間に400人近い死者が出るなど治安が極度に悪化している。
(2003/5/31/12:10 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030531id02.htm