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(回答先: 「うその口実設けていない」=イラク戦争で米国防長官 [時事通信] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 5 月 30 日 20:07:58)
仏紙『ル・モンド』(web版)は5月29日、「アメリカの告白」と題する激しい糾弾の社説を掲げた。以下はその大まかな内容である。
「ここ数年にわたる国家の大嘘こそ問題だ」で糾弾は始まる。「イラクが大量破壊兵器を保持、製造し、独裁者サダム・フセインがその恐怖の兵器で隣国を、米国を、世界全体を脅かしていると、世界の世論に信じさせるために、多分すべての事情を承知した上でキャンペーン操作を行なってきた。そのことが問題だ」
「米国防長官ラムズフェルドは、火曜日、イラクは紛争前に大量破壊兵器を処分する決定をしたかもしれないと言明した。これは告白である。より正確に述べれば、問題の兵器がもはや存在しないとほぼ確信を持った時点で米英当局は、3月、イラクの大量破壊兵器を“破壊する”ために戦争を開始したという事実の告白を始めたのである」
「アメリカはあらゆる諜報活動を行なったが、争えぬ証拠だとされたものは断片的な情報、どこからか切り取られた、疑わしいものだった。つまりブッシュとブレアはブラフを演じていたのである」「大量破壊兵器を追求し続ける振りをしていたが、事実は今や明らかになった」では何のために――、「これらの兵器を破壊するためではなく、バグダッドの体制を変え、そして中東の再編を始めるために戦争を開始したのだ。兵器は口実に過ぎなかった」
戦争に反対して辞職した英国の前大臣ロビン・クックは、「この国家の嘘に対して、世界の世論がすべての真実を知るよう民主主義は厳しく要求する」と言明している。
www.lemonde.fr/article/0,5987,3208--321963-,00.html