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【エルサレム=当間敏雄】イスラエルのシャロン首相とパレスチナ自治政府のアッバス首相は29日夜、エルサレムの首相府で会談し、パレスチナ新和平案「ロードマップ」(行程表)の履行問題を協議した。両首相の会談は今月17日以来、2回目。
イスラエル首相府などによると、シャロン首相は自治政府が治安責任(過激派制圧)を負うという条件で、ヨルダン川西岸パレスチナ自治区各都市中心部などから軍を段階的に撤退させることを提案した。これに対し、アッバス首相は全組織との間で対イスラエル攻撃停止を取り付けるため説得中だと説明するにとどまり、軍の即時撤退には結びつかなかった。
ただ17日の会談では厳しい対立に終始したのに比べて、イスラエルが新和平案の原則受諾を25日に閣議決定したことを受け、今回の会談は、友好的な雰囲気の中で3時間に及び、和平進展への期待をつないだ。
来月4日には、ヨルダン南部アカバでブッシュ米大統領を交えた3者会談も予定されている。
(2003/5/30/14:06 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030530id04.htm