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イラクのパイプライン爆発炎上、破壊工作か
【バグダッド=平野真一】バグダッド北西約140キロのヒート近くにある石油パイプラインが21日夜、爆発、炎上した。
イラクを占領下に置く米軍は原因を調査中としているが、ロイター通信はイラク石油省当局者の話として破壊工作だと報じた。AFP通信によれば、同パイプラインは、南部の油田と首都地域の石油製品をまかなうバグダッド南郊ドーラ精油所とを結ぶもので、イラク戦争以来ひっ迫状態にある首都の石油需給がさらに悪化する恐れもある。
現場は、フセイン政権の中核となったイスラム教スンニ派アラブ人の居住地で、原理主義色の濃い地域。米軍が同政権残党の掃討作戦を進めているラマディからもほど近い。AFP通信は、ヒート住民が「石油を米国やイスラエルの手に渡さない」ための破壊行為だと話していると伝えた。
パイプライン爆発は13日にも中部バイジの精油所近くで発生。その際は漏れたガスに引火した事故、テロの両説が出ていたが、今回の事件で、反米勢力が戦後復興の要である石油を標的にしている可能性が強まっている。
(2003/6/22/22:10 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030622it14.htm