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後ろ脚が退化し、前脚だけのトカゲの新属新種が、マダガスカルで発見され、「人魚(足がない)トカゲ」のラテン語から属名は「シレノスキンクス」と命名された。地中生活などに適応したトカゲの中に、四肢が退化、あるいは後ろ脚だけが残った種はいろいろ知られているが、前脚だけのトカゲは極めて珍しいという。
京都大大学院・動物学教室の疋田(ひきだ)努・助教授と大学院生の坂田修一さんが学術雑誌に発表した。
初発見は99年11月、マダガスカル北西部の自然保護区での夜間調査。森の中で、切れた尾が動いており、近くの落ち葉の下に本体がいた。全長16.7センチで、胴幅5.2ミリ。
一見ミミズのようだが、長さ約4ミリの前脚がある。指はほとんど退化しているが、1ミリほどのツメが4個。体色はややピンクで、地中生活のため目は退化して小さい。
種名は、疋田さんらの恩師、山岸哲・山階鳥類研究所長の名を属名に加え「シレノスキンクス・ヤマギシイ」とした。 (09/04 10:47)