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クライン孝子の日記
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■2003/08/19 (火) 小泉首相のベルリン訪問で、私もベルリンへ!
17、18日両日はベルリンでした。
小泉首相がシュレーダー首相に招待され、バイロイトの音楽祭へ行かれる。
その前に首相官邸で両者の会談が行われ、のち記者会見があったからです。
官邸の前庭では盛大な閲兵式も行われ、日独の国歌が演奏されこのような
盛大な歓待を受けたのは日本の首相では、ここ十年の間では小泉首相だけ、
と思ったものです。
記者会見での小泉首相の質疑応答も、
北朝鮮の「労働新聞」は27日から北京で開かれる6カ国協議で日本が拉致
問題を取り上げたら強い処置を取らざるを得なくなると伝えたことに対し、
「もともと拉致というのは非人道的で許されざる行為なのです。北朝鮮は怒
るのではなく、早く家族を日本側に返すべきです。その方が北朝鮮にとって
プラスの方向に働くでしょう。北の挑発的な発言には冷静に慎重に対応して
いく」と立派なもので、これだけ明確に日本の立場をこうした国際の場で答
ええられる小泉首相に脱帽しました。
私も質問を用意していたのですが、今回はこの拉致事件に対する毅然とした
小泉首相の姿勢に感服し、遠慮しました。
その質問ですか?
ドイツが「ベルリンの壁」崩壊一年以内に東独の恐怖体制を消滅させてしま
った。
日本もこれに倣って、出来るだけ早い時期に北体制を崩壊するべく、もっと
強硬に対処されたらどうか。
最初の拉致事件に対する小泉首相のお答えが実に鮮やかだったものですから、
止めました。
聞く所によると、17日夕方は、「ベルリンの壁」博物館も見学されたと
のこと。
私の十八番(おはこ)で、ここの館長には「ベルリンの壁」の取材で大変
お世話になっただけに、偶然とはいえ、拉致事件の取組みのヒントになる
のではないかと思いとても嬉しかったし運命的なものを感じました。
このあと、小泉首相、ヘリコプターでシュレーダーと一緒にバイロイトへ
飛ばれました。
そこで私は、プレス近辺をぶらぶら散策し、政治家の溜まり場カフエーに
入って、
軽い食事をとっていたら、あらまあCDUの党首メルケル女史がベテランの
女性ジャーナリストと現われました。
軽く目で挨拶をしましたが、奥の隅っこのテーブルについて、ヒソヒソと額
を付き合わせて何やら、密談している様子でした。
私はSP二人がそれとなく見張っているのを横目で見ながら、そっとカフエ
ーをあとにしました。
帰宅は夜十一時でありました。
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21世紀を迎えた今世界は混沌としています。日本もその渦中にあって
政治経済ともに、国際的視点に立脚し欧州からの情報収集が不可欠に
なってきています。欧州の国際情勢を日記風にまとめドイツ滞在歴30余
年のジャーナリストが刻々と現地よりレポートします。
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